カップルの絆をアップデートするセックスの教科書1~エロではなく対話~
日本では、たとえパートナー同士であっても、セックスについて言葉にすることを「恥ずかしい」「破廉恥な話題」と感じてタブー視してしまう傾向が根強く残っています。
一方、欧米などではセックスを「ふたりの相性や絆を深める大切な指標」として捉える文化が広く浸透しています。付き合う前の段階から性について率直に話し合ったり、お互いの観念を確かめ合ったりすることも珍しくありません。
もちろん、欧米のスタイルがすべて正しいわけではありません。しかし、「セックスはふたりでするもの」。お互心地よく満たされる関係を築くためには、言葉を交わし、すり合わせていくプロセスが欠かせないのです。
データから見えてくる、日本のセックスの現状
実際に日本のカップルは、ベッドの中でどれくらい心を通われているのでしょうか。
雑誌『anan』が実施したセックスに関する調査(25〜39歳対象)から、現代の男女のギャップが浮かび上がってきました。
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性欲の日常的な温度差
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「日常的にセックスしたくなる瞬間がある」と答えた男性が56%に対し、女性は32%にとどまっています。
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オーガズムの認識ギャップ
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男性側の68%が「相手をオーガズムに導いた」と答えている一方、女性側で「実際にオーガズム感じた」と回答したのは44%でした。
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オーラルセックスに対する感覚の違い
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男性の半数以上が「するのもされるのも好き」と回答しているのに対し、女性は半数以上が「どちらも嫌い」と回答。
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これらの数字から見えてくるのは、「男女間におけるセックスの満足度や捉え方の大きな乖離」です。
女性にとって性への言及がタブー視されてきた背景や、「セックス=男性側のもの」「快楽中心の行為」という固定観念が残っていることで、ベッドの中でのコミュニケーション不足やすれ違いが生まれてしまっていると言えます。
パートナーと「心から通じ合うセックス」楽しむために
セックス楽しむ第一歩は、「お互いがセックスに何を求めているか」を理解し合うことです。一般的に、男女の間には次のような意識の傾向差があると言われています。
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男性が求めがちな要素: 肉体的な快楽、行為通じた精神的な達成感・充実感
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女性が求めがちな要素: 行為通じた愛情の確認、安心感や親密さ
求めるが違うからこそ、「言わなくても察してほしい」はすれ違いの元になります。だからこそ必要なのが、対話(セックスコミュニケーション)です。
今日からできる、セックスについての話し合い
真面目な会議する必要はありません。大切なのは、ベッドの中でのちょっとした声掛けと、行為の後の過ごし方です。
1. プレイ中の声掛け(準備段階のコミュニケーション)
行為の最中はお互いに無口になりがちですが、まずは男性側から優しく確認の言葉をかけてみましょう。
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「痛くない?」「大丈夫?」
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「ここ、気持ちいい?」
もし女性側から「痛い」と伝えられたら、決して無理をせず直ちに中断することが何より重要です。女性の意见を受け入れることで「この人は言ったことをしっかり受け入れてくれる」という深い安心感と信頼につながります。
2. ピロートーク(行為後の余韻を分かち合う対話)
行為終わった直後のピロートークは、日本では軽視されがちですが、実はお互満足度や好みを共有する絶好のタイミングです。
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はじめの一歩: 「今日はありがとう」「すごく心地よかったよ」といった、優しい感謝の言葉からスタート。
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女性側も本音を伝える: 恥ずかしさから口を閉ざしまうと、男性は「気持ちよくなかったのかな」と不安になり、かえって独りよがりなプレイに走ってしまうこともあります。「さっきの触れ方、好きだった」「次はもう少しゆっくり触れてほしいな」など、ポジティブな希望として伝えるのがコツです。
おわりに:セックスは「特別な道具のい対話」
お付き合いを始めた頃、お互好きな音楽や食べ物を語り合って距離を縮めたように、セックスもまた、言葉を交わしながらふたりだけの心地よい形を見つけていくものです。
セックスは、単なるエロや肉体的な快楽ではなく、「ふたりの愛情と安心感を深める大切なコミュニケーション」。
特別な準備はいりません。今夜のベッドサイドから、ほんの少しの優しい声掛けを始めてみませんか?
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