本革を使用した製品ですので、各種素材の性質上ケバ立ち、色ムラ、しわ、スレ傷、型崩れ等が存在する場合もございます。

また縫製部分等では、縫い目の幅や各部寸法・縫製等に微細なむらが存在する場合もございます。

 

(一)日常のお手入れについて

  • 乾いた柔らかい布でほこりやちりをこまめに取り除くことが一番オススメです。
  • 原理:革は乾拭きを繰り返すと、中の油分が染み出してきて、光沢を増し、表面を保護していきます。また油分による防水効果も期待できますので、手軽で効果的なお手入れは乾拭きです。

(二)水、キズ、汚れがついた場合

  • 万一雨水等に濡れたりした際には、即時に柔らかい布等で軽く抑えるように水分を拭き取ってから陰干しにして乾かすようにしてください。
  • 表面上に付着した汚れであれば、レザーケア専用のクロスやブラシで、優しくなでるように乾拭き、また市販のレザーケア用品を使い、ホコリや汚れを落としましょう。水染みの時と同じ要領で、該当箇所を拭いた後、自然乾燥させて下さい。
  • 表面上のかすかなキズであれば、水拭きをすることで目立たなくなります。革の中まで染み込んだ汚れ、深く付いてしまったキズについては消すことができません。
  • キズ、汚れどちらの場合も完全に消すことができないのが革のひとつの特徴です。目立たなくするという考えで扱って頂ければ、製品を長くご愛用いただけると考えております。

(三)保管について

  • 長い間使用せず保管する際は、カビが生じたりすることがありますので、風通しの良い日陰で通気性の良いものに入れて保管しましょう(不織布、新聞紙、Liebe Seeleの袋など)。時々から乾拭きをしてください。
  • 長時間日光に当てると変色する恐れがございます。熱で変形や型崩れを起こす場合もございます。新聞紙などを詰めることにより型崩れ防止になります。

(四)その他のご注意

  • 汚れた場合、ベンジンやシンナーを使うと油性汚れは落ちますが、その化学物質は革の塗装膜を溶かしたり、シミになったりするので絶対に使用しないでください。
  • 市販のクリーナーや石鹸などの手入れ剤を使用する場合は、革の表面仕上げ方法を考慮しないとシミや色ムラを生じる恐れがあり、かえって革を傷める結果となります。
  • メンテナンス用品を使用する場合には、いきなり全体に塗らないでください。あらかじめ目立たない部分でテストし、色落ちやシミ等ができないか必ず確認してから全体に使用することが大事です。