カップルの絆をアップデートするセックスの教科書2~レスを解消する~
「最近、パートナーとの夜の営みがすっかりなくなってしまった……」
「断られるのが怖くて、もう何年も自分から誘えていない」
このような悩みを抱えている方は決して少なくありません。セックスレスは、仕事の多忙、同棲や結婚による生活リズムの変化、出産・育児、さらには加齢に伴うホルモンバランスの変化など、生活環境が移り変わるタイミングで誰にでも起こり得るごく自然な現象です。
しかし、片方が「満たされない」という不満や孤独感を抱えたまま放置してしまうと、心のすれ違いが広がり、浮気・不倫や離婚といった取り返しのつかない亀裂へ発展することもあります。
今回は、セックスレスの定義やリアルな現状、男女で異なる根本的な原因を整理したうえで、二人の絆を取り戻すための具体的なアプローチや、マンネリを打破する新しい刺激の取り入れ方について詳しく解説します。
1. セックスレスの定義と現状
セックスレスの学術的な定義
一般的に用いられる「セックスレス」という言葉には、学会による明確な基準が存在します。日本性科学会では、以下のように定義されています。
「特別な理由がないにもかかわらず、合意された性の営みを行わない、あるいは行えない状態が1か月以上続き、その後も長期にわたると予想される場合」
ここでいう「特別な理由」とは、ケガや病気の療養中、単身赴任などの長期出張、あるいは出産直後といった、物理的に性交渉が不可能な状態を指します。つまり、「身体的には可能な状態であるにもかかわらず、1か月以上スキンシップや性行為が途絶えている状態」は、定義上セックスレスに該当します。
データで見る日本のセックスレス化
セックスレスを経験して「自分たちだけが異常なのではないか」と一人で抱え込んでしまう方が多いですが、現代の日本においてセックスレスは極めて身近な社会現象です。
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2人に1人がレス状態
日本家族計画協会(JFPA)が実施した「ジャパン・セックスサーベイ2020」によると、20歳〜49歳の男女のうち約52%がセックスレスであると回答しました。2010年調査時の約41%と比較しても右肩上がりに増加しており、日本全体でレス化が急速に進行しています。
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一度陥ると約半数が長期化する
浜松第一クリニックが実施した調査(2023年/同居中の20〜49歳男女3,000人対象)では、全体の約半数にあたる1,482人が「セックスレスを経験した」と回答。さらに、そのうちの約50%が「現在も解消できていない」と答えています。
これらの調査から、「セックスレスになること自体は決して珍しくないが、自然に任せているだけでは解消が極めて難しい」ということがわかりますね…。セックスレスを放置して年月が経つほど、セックスレスが常態化し関係改善が困難になります。思い立ったが吉日!すぐ行動しましょう!!
2. 男女で異なるセックスレスの主な原因
同居カップルを対象とした意識調査によると、セックスレスの最大の共通原因は男女ともに「育児や家事、仕事の疲労」です。日々のタスクに追われ、心身ともに余裕を失ってしまうことが発端になります。
しかし、2番目以降の理由に目を向けると、男女間で明確な心理的ギャップが存在することが分かります。
男性側の主な要因:パートナーからの拒絶
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パートナーからの拒否:セックスに誘っても「疲れているから」「明日早いから」と断られてしまい、そのままセックスレスというパターンが上位を占めていました。
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相手から求められない:20代男性では見られませんでしたが、30代40代の原因の上位にランクインしていました。この年代は女性の性欲が徐々に減少する期間でもあり上位にランクインしたと考えられます。
女性側の主な要因:性欲の低下
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性欲そのものの減退:全世代の女性で上位に挙げられたのが「性欲がわかない」という理由です。家事育児や仕事で余裕がなく性欲が抑制されてしまっていることが原因と考えられます。
男性は「パートナーがセックスを求めていない」、女性は「心身の余裕のなさから性欲がない」と男女で大きく原因が違いますね。このすれ違いが原因でレスが起こっていることが調査からわかりました。
3. セックスレスを解消するために
「もう何年も触れ合っていないから、いまさら誘うのは恥ずかしい……」と遠慮していると、心理的な壁はどんどん高くなってしまいます。またレス気味と感じたら対策をとるのが重要です。関係を改善するためには、勇気を出して小さな一歩を踏み出すことが不可欠です。
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ステップ1:推測で決めつけず、素直な感情を言語化する
話し合いの場で最も避けるべきは、「どうせ私のこと女として見てないんでしょ」「浮気でもしてるんじゃないの」といった推測による決めつけです。相手にも仕事のプレッシャーや体調不良など、伝えていない別の原因があるかもしれません。
大切なのは相手を問い詰めることではなく、「もう3か月してないね」「触れ合いがなくて寂しい」という事実と自分の主観的な気持ち(Iメッセージ)を落ち着いて伝えることです。まずは相手がYES/NOで答えやすい質問で会話を始めていきましょう。
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ステップ2:性行為を前提としない「二人きりの余白」を設計する
レスの根本原因が疲労や仕事なら、まずは「二人だけの時間」を作りましょう。そうすることでお互い余裕が生まれて、性欲や異性として意識するきっかけが作れるかもしれません。
例えば…・週末はデリバリーや外食を活用して家事を休む
・月に1〜2回、子どもを預けて二人で出かける
といった対策をしてみるのがおすすめです。
物理的な余裕ができて初めて、性的な欲求に意識が向くようになります。このとき、最初からセックスを目指す必要はありません。お酒を飲みながら映画を観る、並んでゴロゴロする、手をつなぐ、軽いマッサージをするなど、日常的なスキンシップから段階的に距離を縮めていきましょう。
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ステップ3:通院
気持ちの問題ではなく、肉体的な要因で性行為が困難なケースもあります。
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男性側:ED(勃起不全)、中折れ、射精障害など(泌尿器科・メンズクリニック)
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女性側:性交痛、膣の乾燥、産後の骨盤底筋の緩み、不感症など(産婦人科・婦人科)
これらは話し合いだけで解決できるものではないため、医療機関へ受診しましょう。また、性行為は必ずしも「挿入」にこだわる必要はありません。ラブグッズ、オーラルセックスなど、互いに負担の少ない方法で快感や親密さを共有することで、治療期間中もスキンシップを取ることができ安定した関係を続けることができます。
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ステップ4:マンネリを打破するBDSM!
「関係は良好だけれど、行為そのものがワンパターンで飽きてしまった」というカップルには、BDSMを取り入れることをおすすめします。
詳しくはこちら↓
パートナーとのBDSMコミュニケーション:始め方と注意点【初心者ガイド】「BDSM」や「SM」と聞くと、ハードで痛みを伴う過激なプレイを想像するかもしれませんが、本質は「非日常的なシチュエーションによる五感の開放と信頼の共有」です。
目隠しをひとつ取り入れるだけでも、視覚が遮断されいつものセックスに、新たな快感や心地よい緊張感と興奮をもたらしてくれます。お互いの合意のもとで小さな非日常を試すことは、マンネリ化した性生活に新鮮な風を吹き込む大きなきっかけになります
4.まとめ
セックスレスの解消において、世間の平均回数や教科書通りの性行為に縛られる必要はありません。最も大切なのは、お互いが無理をせず、心地よいと感じられるコミュニケーションやスキンシップの形を見つけ出すことです。
普段の言葉だけでは伝えにくい気持ちも、下着を変えてみたり、日常にはないトイやアイテムを会話のネタにしてみたりすることで、思いがけず自然なアプローチにつながることがあります。
リーベゼーレでは、パートナーとのスキンシップをより豊かに彩るランジェリーをはじめ、初心者の方でも安心して取り入れられるアイマスクや拘束具などのトイを豊富に取り揃えています。二人だけの新しい楽しみ方を見つけるきっかけとして、ぜひコレクションを覗いてみてください。






